私と同じくらいショックだったのは妹だったはず・・
亡くなった日、仕事帰りにお花を届けに来てくれて
カゲが使っていた洋服や、不要になってしまったものを亜土とカブに使ってくれると引き取ってくれて・・なかなか帰らない
「死んでしまった子よりも、まだ生きてる亜土とカブが待ってるから、早く帰ってあげなよ」
と促すも、後ろ髪ひかれまくりでした。ありがとうね。
亜土はカゲのお母さん、16歳
カブは同じ日に生まれた兄弟
亜土のお産が始まった時、そばにいたのは妹
いろんな思いがあったと思います
カゲの闘病中
妹に、カゲとの会話の内容を伝えたことがありました
すると、
「カゲちゃん、ボーナスタイム中なのに、動けなくなっちゃって辛いね」
こう返されたことをふと思い出しました
そっかぁ・・
ボーナスタイムは、私たちにとってのボーナスだったんだぁ・・・
そう気づいて泣きました
そして、もう1つ
カゲが最初に言った言葉「肉体が限界を超えないと逝けないんだよ」
亡くなる瞬間の、あの「ポンっ」て物凄く大きな音
心臓か肺が破裂したのだと思っています。定かではありませんが。
まさに「肉体が限界を超えた」のだと、私に分かり易く伝えてくれたんだね・・
「死んだとハッキリ認識できるように逝ってね」そう伝えていたから(:_;)
何て賢くて良い子なんだろう・・・カゲちゃん、本当にありがとね。
翌日、ご近所さんや友達が弔問に来てくれて
思い出を語って涙もしましたが、懐かしい話を聞くことで、そんな楽しい事もあったね~!と、癒されて、目の前で苦しんでいる記憶から抜けることができました。ありがとうございます。
家族や、友達がいる時は良いのですが、一人になると落ち込みます
居なくなってしまった悲しみはもちろんだけど、
日常生活に組み込まれてしまっていたパターンを「あ、もう必要ないのか」と気づいた瞬間に、一気に寂しさが募ります
でもね、朝、掃除機をかけていると、明らかにカゲが炬燵の中に居る気配を感じるのです
掃除機を止めて、布団をめくりながら「いるんでしょ?出ておいで~」
もちろん見えません。笑
こんな一人芝居をして、がっくり肩を落とす・・なんて事も^^;
私は霊能者ではないので、リアルには見えません
コミュニケーションをとる為のワークの中で、会話したり映像としてみることはできます
でもね、確かにまだ家の中にいるし(本人に確認済み)
出かける時に「いってくるねー」とカゲに言うと、玄関ドアからすり抜けて?飛び出して?
一緒に来るのを感じる時もあります
「そうだよね~もう自由の身だもんね、一人で留守番する必要ないしね~、一緒に行こ!」
なんて話しかけたことも・・
でもね
どんなに存在を感じられても、現実にはもういなくて、部屋はがらんどう・・
そんな時、カゲが居ない寂しさを求めて、亜土とカブに会いにいってきました
亜土は16歳、立派な老犬で可愛いお祖母ちゃん^^
徘徊、昼夜逆転、耳は遠いし、ヘルニアもあり、自分自身のことで精一杯
もともとプライドの高い子なので、人に媚びるタイプではなく
老犬になってからは大分丸くなったけれど、ずっとは抱かせてくれません(笑)
そんな亜土が、私に10分も身を預けてくれて・・
きっと亜土も何か感じてるんだね~カゲの匂いがするからかな?と言った瞬間
「ブン!」と、振り向いて私の顔を見上げた
その後も「カゲ」という言葉にだけ敏感に反応する・・亜土、お母さんだもんね
その時聞いた不思議な話
カブもまた、カゲが亡くなりかけていた夜、一晩中すすり泣くように吠えていたそうです
つづく